「マーケティング」という言葉、ビジネスの世界だけのものではなく今後は個人でもこの概念が重要になってくると思います。
では、マーケティングとは何か?
全米マーケティング協会はこう定義しています。(2017年承認)
Marketing is the activity, set of institutions, and processes for creating, communicating, delivering, and exchanging offerings that have value for customers, clients, partners, and society at large.
https://www.ama.org/the-definition-of-marketing-what-is-marketing/
和訳すると以下のようになります。
マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を想像・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである
また、著名な経営学者であるピーター・ドラッカーはこう述べています。
マーケティングの役割は、販売の必要性をなくすことだ
つまり、「売る」のではなく「買ってもらえる」ための取組みです。
「顧客志向」が重要
そこで重要になってくるのが「顧客志向」です。
そんなこと当たり前と思われるかも知れませんが、残念ながら顧客ニーズからモノづくりをスタートさせている企業は意外と限られているのです。
その他の企業は、顧客ニーズからではなく「技術」からモノづくりをスタートさせています。
「自分たちにはこんな技術があり、こんな商品が提供できる」という流れでモノづくりをしてしまうのです。
しかし、その技術や商品がどれだけユニークでも、顧客ニーズがなければ当然「買ってもらう」ことはできず、「売る」という行為が必要になるわけです。
例えば、今や多くの人が使っているApple社のiPhoneは発売当初、独自の革新的な技術がメインではなく、既存技術のコラボレーションによって作られたものでした。技術ドリブンではなく、顧客ニーズからのモノづくりによって「買ってもらえる」商品となっているのです。
マーケティングの基本プロセス
様々な考え方がありますが、マーケティングの基本的なプロセスは以下のとおりです。
-
- 分析
- 外部環境
- 内部環境
- 市場機会
- 市場脅威
- etc…
- 立案
- セグメンテーション(市場細分化)
- ターゲティング(標的市場選定)
- ポジショニング
- 展開
- マーケティング・ミックス(4P)
- 分析
それぞれのプロセスについては別途個別に記事にしたいと思います。
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